快眠工場見学
作り手の想い
羽毛ふとん作り見学
その工場は、のどかな田園風景が広がる島根県出雲市にあります。 出雲大社からもほど近いこの工場は敷地面積約1万坪。品質管理が徹底され清潔に保たれた工場では、毎日たくさんの寝具が作られています。 当店は30年に渡り、熟練の職人さんに寝具を作ってもらっています。 当店で取り扱っている羽毛布団の側生地は、柄や糸の番手毎に工場で保管してもらっています。 シングルやダブル、別注サイズなどそれぞれのサイズに裁断し、手作業で1枚1枚縫製していきます。 マチとは羽毛布団の表生地と裏生地の間にある布のこと。マチがあるので羽毛布団を立体的にできます。 5×6マスのような単純なキルトは機械で縫い付けますが、エリ元・足元あったかキルトのような複雑なキルトは1枚1枚手作業で縫い付けていきます 世界各地から仕入れた羽毛の品質を検査します。 「かさ高性(ダウンパワー)」「ダウンとフェザーの混合率」「ダックとグースの鳥種」などを、温度、湿度が管理された部屋で細かい基準に従い調べていきます。 袋から出した羽毛は一つ一つのダウンがつぶれています。そこで温風を当てダウンを開かせます。(パワーアップ加工) その際フェザーの折れた軸や切れたダウンが落ちます。パワーアップ加工された羽毛を充填機で一枚一枚側生地に充填していきます。 キルトされたマス毎に羽毛の充填量が異なるのでコンピューター管理します。 羽毛を充填した個所を縫えば、羽毛ふとんの完成です。 検針・全体のチェックを終え、しっかりと梱包されたものが当店に搬送されてきます。快眠を紡ぐ場所
当店の羽毛ふとんができるまで
側生地の裁断縫製
マチの縫い付け
羽毛の品質検査
羽毛の充填
仕上げ・検針
敷きふとん作り見学
![]() |
睡眠ハウスたかはらの敷ふとんは羽毛ふとんと同じでほとんどの工程が手作業。 品質管理が徹底された国内工場で1枚1枚丁寧に作られています。 職人さんたちは自分の工程に責任を持ち、丁寧かつスピーディに作り上げていきます。 |
![]() | ||
![]() | シングル・セミダブル・ダブルといった既成のサイズは機械で生地を裁断します。クィーン、キング、少し丈の長いサイズなどは、手作業で1枚1枚裁断していきます。 また敷ふとんの種類によっては、中綿を入れる前に側生地にキルトをかけてしまうものもあります。 | |
![]() | ![]() | |
![]() |
![]() | ||
中綿は羊毛やポリエステル、硬綿を使用します。 羊毛は原毛をほぐして綿状にします。原毛の状態では臭いが多少ありますが、綿状になるとほとんどなくなります。 当店で人気の2層式羊毛ベッドパッドや羊毛敷ふとんもこの手順で作られます。 | ![]() | |
![]() | ![]() | |
![]() |
![]() | ||
![]() | 側生地を機械に設置し、二人がかりで息を合わせてタイミングよく中綿を詰めていきます。二人の息が合わないときれいに入りません。 特注のサイズはその場で中綿を加工します。 この手際の良さが1枚からの注文に迅速に対応して頂けるポイントです。 | |
![]() | ||
![]() |
![]() | ||
中綿がずれないようにキルトをかけていきます。 敷ふとんの種類によってキルトのかけ方が異なります。 敷ふとんのふちはオーバーロック加工をしていきます。 しっかりと検針・全体のチェックをして完成です。 | ![]() | |
![]() | ![]() |
羽毛ふとんリフォーム見学
実は羽毛ふとんのリフォームは新品の羽毛布団を作るよりも手間がかかるんです。(解体→洗浄という工程が増えるため) でも、捨ててしまうとゴミになってしまうものでも、再利用すれば資源になります。持続可能な社会づくりが推奨されている今だからこそ、使えるものは再利用していくという気持ちが大切だと思います。 ここでは羽毛ふとんリフォームの手順をご説明しています。あなたの大切な羽毛布団がどのように蘇っていくのかご覧ください。 当店の羽毛布団リフォームをお願いしている工場は、島根県出雲市にあります。 出雲大社のすぐそばにあるその工場は、羽毛布団リフォームの専用工場です。羽毛布団のリフォーム需要はここ数年右肩上がりで増えており、季節も冬は少なくなるものの年中ご依頼があります。 リフォーム工場の責任者、志食社長との写真。4代目、まだこの頃は若いです。 まずは羽毛ふとんの解体です。 完全独立仕立て。 続いて羽毛を洗います。 EM液体洗濯せっけん。 羽毛を乾燥させます。 パワーアップ その際、羽根の硬い軸や、切れた羽毛が下に落ちるので量が減ります。 側生地の縫製。 羽毛の補充。 手作業で充填 仕上げ縫い。 新品同様になりました!4代目、リフォーム工場を見てきました!
羽毛ふとんリフォームの流れ
①羽毛ふとんの解体
1枚1枚羽毛を確認しながら丁寧に手作業で解体していきます。大きな掃除機のような機械に羽毛ふとんを入れ、側生地を切ると羽毛が中に吸い込まれていく仕組みです。
吸い込まれた羽毛は1枚分ずつ袋に入れられるため、他の羽毛と混ざることがありません。②羽毛の除塵・洗浄
本洗い6分、すすぎ3回、脱水6分。羽毛についたダニや皮脂汚れ、汗の成分を洗い流します。
天然油脂使用のせっけんで洗うので、赤ちゃんやお肌の敏感な方も安心です。③羽毛の乾燥・パワーアップ
シングルサイズで40分、ダブルサイズで60分、しっかりと乾かします。
約80℃の熱風で羽毛の機能回復、ダニの熱殺菌をします。④羽毛の補充・充填
羽毛ふとんの生地は手作業で縫製し、お好みのサイズ・キルト・厚さになるようにします。
今までの工程で羽毛の量が約20%減ってしまいます。足し羽毛をして、ご希望の量・厚さになるように調整します。
ポーランド産ホワイトマザーグース、ハンガリー産ホワイトグース、ブルガリア産ホワイトダックなど、ダウンパワーの異なる羽毛から選べます。
1枚1枚職人が手作業で充填していきます。充填量はコンピューター管理されていますので、マス毎に充填量が異なっても正確に吹き込んでいきます。⑤羽毛ふとんリフォームの完成!
最後に吹き込み口を縫って完成です!
羽毛ふとんの側生地は新品に、中の羽毛はとってもきれいになっていますので、また10年暖かくお使い頂けますよ。
このように羽毛ふとんのリフォームはとても手間が掛かりますが、新品を買うよりもお値打ちにできますし、何より限りある資源である羽毛を再利用できますので、是非お気軽にご相談くださいね。